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売買版
不動産ニュース
不動産についてのお役立ち情報誌
住まいるクラブ2008年10月号

 秋も深まってきました、都会を離れて歩く草むらには、かわいい秋の花が見え隠れしています。
  そんななかには、秋の七草もあることでしょう。最近の健康ブームで、お正月が終わった頃に限らず、冬になると七草粥がちょっとしたレストランで食べたられたりするせいか、春の七草は、その中身は知らなくても、言葉には馴染んでいる方も多いはずです。ところが、この秋の七草は、食用でなく秋の野原の風景を楽しむなかで触れ合うものばかりなので、知名度から言うと、春には圧倒的に負けてしまうようです。ちなみに、その秋の七草は「萩(はぎ)」「尾花(おばな=すすきのこと)」「葛(くず)」「女郎花(おみなえし)」「藤袴(ふじばかま)」「桔梗(ききょう)」「撫子(なでしこ)」です。ちょっとマイナーな秋の七草ですが、その中でも最近、特に有名になったのはご存知「撫子」ではないでしょうか。撫子は、その花の名前の由来のように、撫でるように可愛い紫に近いピンクの花を咲かせます。また、この花のイメージのように、清楚で、つつましく、一歩引いて男性に尽くす女性を日本人らしいとして、大和撫子と呼んでいました。北京五輪で大活躍した姿とは大違いですが、本来日本の女性は、昔から、表面は清楚でも、芯は強い人が多かったのではないでしょうか。
 それでは今月は、秋の野原のように清々しく始めましょう!

今月の<注目 NEWS>
「国交省がタイムシェア型住宅促進のための報告書発表」

国土交通省は2008年5月にタイムシェア型住宅供給研究会を設置し、計4回の研究会の開催等を通じて、その供給促進の意義や我が国において消費者が安心して取得できる環境整備のあり方等につき議論をまとめ、8月にその内容を報告書としてまとめ発表した。

<トレンド>

  単独で購入すると価格も維持費も比較的高価となるリゾート地域等の居住施設の住戸について、1年のうちの特定の期間に毎年利用することができる権利(例:501号室を毎年1月の第1週に利用することができる権利)を販売する住宅を「タイムシェア型住宅」と言います。
 このタイムシェア型の住宅がリゾート地で普及することは「豊かなライフスタイルの創設」「リゾート地の地域活性化」「観光の振興」「住宅建設への刺激」のなどへの好影響が考えられていますが、日本国内では、販売した会社が倒産してしまうと、倒産前の権利が揺らぐなどの所有者の立場が弱い欠点などがあり、欧米のように広く普及していないのが実情です。
  今回の報告書では、販売会社が倒産したときでも権利が保全されること、購入した権利を適正な価格で第三者に売却できること、タイムシェア型住宅が長期間にわたり適切な管理・運営が行われること、消費者にも確かな情報が提供されることなどを整備することによって、より優良なタイムシェア型の住宅が、多くのリゾート地に普及することが可能となるとされています。
 確かに欧米に比べて、個人が所有する別荘施設は日本国内では普及していません。ただし、こう言った議論は前回のバブルの時にも行われ、かつ、多くの企業が販売しましたが、結果は今回 指摘する問題のため、消化不良に終わりました。さて、今回も遅きに失したとならなければいいのですが。

なんでも Q&A
Q.最近の新聞紙上では、今年いっぱいで期限が切れる住宅ローン控除の延長、拡大の要望とその是非が、記事になっています。住宅ローン控除の他に、期限が切れるマイホームを購入するときの、税制面での特典はあるのでしょうか、また、今後どうなっていくのか教えてください。
A.不動産の購入に関しては、今年の年末で期限が切れるのは住宅ローン控除だけですが住宅の改修については、省エネ改修促進、バリアフリー改修促進、耐震改修促進の減税制度が期限切れを迎えます。また、来年の3月にはマイホーム購入にも影響のある特典が、期限切れを迎えます。

今回の質問は、これからのマイホーム購入にあたっての税制がどうなっていくのかという質問です。国内の経済が後退期に入ってしまっているなか、
誰もが注目している内容に触れてみましょう。

今回はわかりません

 例年は12月には与党(自民党)の税制大綱が発表され、年明けの国会で審議されて3月までには確定するという、お決まりのパターンでしたが、昨年は参議院を野党が多数派を占めるという、いわゆるねじれ国会の影響で、税制改正が確定したのが結局は5月に入ってからという状況になってしまいました。
ところが、今年はそれ以上に不透明な状況になっています。まず、新総裁の元で、いつ衆議院選挙が行われるのかが決まっていません。そして、もし選挙が実施された場合、どの党が政権与党になるのか、まるっきりわかりません。
 自民党や民主党その他が税制改正案を発表したとしても、どちらを見たらいいのか、与党になった党の案を見ても、果たして、それが国会で審議され、通過するのか、まったく予想がつきません。過去にこれほど先が読めない年はなかったのではないでしょうか。

住宅ローン金利は?
今までは、景気が悪くなると住宅ローン金利が下がるというのが常識でした。ところが、最近では、その常識も通用しなくなってきています。サブプライムローンや原油高の影響で、国内経済の見通しが悲観的になっているにも関わらず、現に借入れ金利は上昇しています。いずれにしても、現在の金利が大幅に下がることは今のところ予想しづらく、むしろ上昇する可能性が高いので、不動産の購入のタイミングとしては、ゆっくり待つメリットは多くありません。
年末までには方向性が

 ただし、年末までには両党の住宅購入の促進に対する考えがはっきりするでしょう。景気減速期には住宅購入を促進するための税制面でのバックアップが行われることが予想されていますが、財政面が厳しいなか、大幅なものも考え難いとも言えます。
 なので、これからマイホーム購入を考えている方は、年内に引っ越して、現行の住宅ローン控除を受けようという人以外は、あわてる必要はありませんが、かと言って、税制がはっきりするまで待っていても肩透かしのような感じにならないとも限りません。
 むしろ、税制面で惑わされないように、マイホーム購入にあたって、地価や住宅ローン金利の動向、引越し時期などをにらんで、家族にとって最良の時期を選択することが大切になります。

来年の3月で期限切れの制度

質問の答えにもあるとおり、今年の年末までの入居者にしか適用されないのが住宅ローン控除で、その他では年末に切れるのは、省エネ、バリアフリー、耐震の改修促進税制です。

ここでは、来年の3月に期限切れを迎える制度もチェックしておきましょう。
・印紙税の軽減
不動産売買契約書、建築請負契約書に貼る印紙税が軽減されています。(例2万円が1万5千円)
・登録免許税の軽減
名義を自分のものにしたり、ローンの借入れをする時に必要な税金の軽減
・不動産取得税の軽減
不動産を購入したときに地方に納める税金の軽減
以上が来年3月で期限切れを迎えます。これらは、期限が切れる度に延長されてきた制度で、今回も延長の可能性が高いですが、先にも述べたとおり、その結果は、今回に関しては不透明です。

自分たちのニーズと、地価と住宅ローン金利の動向を確認して、チャンスだと思ったら、後は進むだけです。これから先しばらくはマイホーム購入の時期としては決して、悪くありません。

あなたはどっち? 夜のエアコン
今回はエアコンのお話です。さすがに10月ともなれば、朝夕も涼しく1年のかなでも一番過ごしやすい季節なので、エアコンが活躍する機会はめっきり減ってしまっていますが、ここはちょっと2、3ヶ月前を思い出していただきながら、考えてみましょう。
《性能の向上》
今年の夏は、後半は意外と涼しい日が多かったようですが、前半戦は連日の真夏日で、ビールの売れ行きも好調だったようです。 そんな、蒸し暑くて寝苦しい夜はエアコンをつけて寝ますか?それとも、たとえどんなに寝苦しくともエアコンは切って寝ますか? 昔に比べると、最近の設備は、室温を一定の状態に保つことに優れているものも多く、また、防犯面からも、窓を閉め切って、エアコンをつけて寝るという人が増えているようです。
《健康派》
いくら、エアコンの性能が上がったといえ、体が変に冷えすぎると、夏ばてや不眠などの原因になって、夏は体調を崩しやすいとお考えの方は、もちろん、エアコンはどんなに寝苦しくても切って寝ることでしょう。そんな方が、たまに外泊して、うっかりエアコンをつけっぱなしで寝てしまうと、朝起きたら、既に風邪っぽくて体がだるいということも、しばしばではないでしょうか。 いずれにしても、自分が慣れている方がいいような気がしますが、それにしても、地球温暖化、原油価格高騰(ちょっと静かになってはきましたが)などが騒がれている昨今、財布のためにも、地球のためにも、エアコンをつけている時間は短い方がいいという考えに軍配が上がることは間違いがないようです。つける人は、タイマーなどを活用しながら、節約にも心がけましょう。
ことば 《面格子》
 防犯対策として台所、トイレ、浴室の窓などの開口部からの侵入を防ぐために設ける金属製の部材のこと。形状は主に断面が丸や角などの棒が格子状になったもので、素材としてはアルミ製のものが多いが、ステンレス製のものや、鉄製のものもある。
 室内にいても、人の目が気になる場所や、隣家と近い場所でも、面格子を使う場合も多い。曇りガラスでも視線はさえぎることはできますが、面格子の特徴は、外部からの目線を遮断することもできて、かつ、採光性、通風性にも優れていること。曇りガラスやブラインドだと、女性が一人でいるときなどは、ちょっと気になるときもありますが、面格子であれば安心できます。
 もっとも、留守中には、犯罪者のプロにかかると窓ごと壊され今回の報告書では、販売会社が倒産したときでも権利が保全されること、購入した権利を適正な価格で第三者に売却できること、タイムシェア型住宅が長期間にわたり適切な管理・運営が行われること、消費者にも確かな情報が提供されることなどを整備することによって、より優良なタイムシェア型の住宅が、多くのリゾート地に普及することが可能となるとされています。
確かに欧米に比べて、個人が所有する別荘施設は日本国内では普及していません。ただし、こう言った議論は前回のバブルの時にも行われ、かつ、多くの企業が販売しましたが、結果は今回 指摘する問題のため、消化不良に終わりました。さて、今回も遅きに失したとならなければいいのですが。
編集後記
それにしても、この夏の雷には驚かされました。以前は、梅雨明けの頃、黒い入道雲とともに、どしゃぶりの雨が降ってきて、小一時間かそこら雷が鳴るというのが、せいぜいだったような気がします。ところが、このゲリラとともにやってくる雷といったら、大人でも怖くなるようなものが何時間も続きました。なにかの祟りだと思った人もいたのでは・・・